【新着図書と記念しおり】10月が迫ってきました

スーパーに秋の味覚がふんだんに並んでいます。

「新米」という文字も目に飛び込んでくるようになりました。

但し、昨年までのことを思うと、予想されていたこととはいえ、目を疑うような?値段ではありますが…。

 

図書館も10月に向けて最終の準備に入りました。

まずは新着図書。


10月1日に棚出しする本をいつも通り、背表紙でご紹介。

小説、エッセイ、実用書、児童書などなど、「おもしろそう」「手に取ってみたい」と思っていただければ幸いです。

他にもたくさんありますので、ご来館の上、ご覧ください。

 

この中で、ブログ編集担当が個人的に興味をもったのが、こちら。

『灘校現役数学教師と探究する 灘中入試問題』(河内一樹著 講談社

 

本書は、灘中学校の入試問題――つまり小学6年生が挑む「算数」の難問を題材にした一冊です。

その問題を実際に作成した現役教師が自ら解説しているのですから、解法の奥深さや出題意図に触れられる貴重な機会といえます。

数学好きならずとも、思わず手に取ってみたくなる内容です。

ざっとページをめくってみると、まず目に飛び込んでくるのは算数問題の数々。

「これが小6向け?」と驚かされるほど、手応え十分の問題が並んでいます。

さすが日本屈指の難関校――そのレベルの高さを肌で感じられます。

算数・数学に興味のある小中学生には、ぜひ一度この問題群に挑戦してみてほしい。

そんな気持ちにさせられる一冊です。

著者は「この本は一部の数学好きだけに届けたいのではなく、もっと広い層に読んでもらいたい」と語っています。

日常の中に潜む算数の面白さ、美しさを伝えたい――そんな願いが込められた本書は、単なる問題集ではありません。

解法のテクニックにとどまらず、問題に込められた思いや背景まで丁寧に綴られており、「読んで味わえる参考書」と呼ぶにふさわしい内容です。

 

 

すでにお知らせしておりますように、この10月は当館の移転開館20周年記念の月となります。

利用者プレゼントとして計画しておりました「しおり」が出来上がってきました!

デザインは2種類。

これも図書カード同様、当館職員のオリジナルデザインです。

10月に5冊以上、本を借りた方にプレゼントいたします。

現在の予定としては、前半(10/1~15)に赤いしおりを配布し、後半(10/16~31)にキャラクター付きの透明しおりをお渡ししたいと思っています。

どちらもPP製で限定100枚。

なくなり次第、配布終了となりますので、ご希望の方は、お早めにご来館ください。

 

読書の秋を当館のご利用でより楽しく豊かにしていただければ幸いです。