明日からいよいよ5月。
ゴールデンウィークも本番を迎えます。
お出かけや農作業など、すでに予定がぎっしりという方も多いのではないでしょうか。
この連休、前半は雨予報の日が多いようです。
外での活動が中止になるようでしたら、気分転換に図書館へ足を運んでみませんか。
当館では現在「春のホンまつり」を開催中です。
ゴールデンウィークから5月10日までの期間も、次のイベントを予定してお待ちしております(いずれも無料で参加できます)。
5月4日(月)「トランプ大作戦」午後2時から
トランプゲームで盛り上がりましょう!
5月5日(火)「バルーンアートでかっこいい剣をつくろう」
午前10時から
剣ができたらチャンバラごっこ!
5月10日(日)「カーネーションをつくって
プレゼントしよう」
午前10時から(先着20名 整理券は当日9時30分から配布)
母の日に手づくりカーネーションはいかがでしょう?
*「雑誌の付録抽選会」「しおりプレゼント」も継続中です!
また、明日1日は新着図書の棚出し日です。



新着本の一部を背表紙写真でお知らせしました。
気になる本がありましたら、ぜひ当館にお立ち寄りください。
さて、この中で1冊、異彩を放っている?のがこちら。

『クマが棲む街で』(秋田魁新報「クマ問題」取材班著/秋田魁新報社刊 2026年3月)
「2025年の世相を表す『今年の漢字』は『熊』でした」
この一文から始まる本書は、2017年以降に秋田魁新報へ掲載されたクマに関する連載記事をまとめたものです。
本書によれば、クマと秋田県民との“ニアミス”が顕著になり始めたのは2010年代半ばからとのこと。
昨今の深刻な状況が突然生まれたわけではないという事実に、今さらのように驚かされました。
第一章「さまようクマ」では、2017年、市街地にまでクマが出没するようになった状況や、県が保護から一転して猟の解禁へと舵を切った経緯が記されています。
第三章の見出しは、本書のタイトルと重なる「クマが棲む街で」。
想像するだけでも恐ろしい表現ですが、県民であれば決して誇張とは言い切れない現実味を感じるはずです。
ここでは、昨年、本県が全国最多となったクマの目撃件数や人的被害、さらには県及び市町村の対応まで、地元紙ならではの丁寧な取材を通して現状を浮き彫りにしています。
県の情報サイト「クマダス」についての記述もあり、私たちが“いつでも・どこでも”クマとの遭遇に注意を向けなくてはならない状況に置かれていることを痛感させられます。
記事は昨年の出来事であるため、読んでいて鮮明に思い出される場面も少なくありません。
知事による自衛隊派遣要請、また、町内の小学校がクマ対策として実際に行った登下校時の配慮や行事の中止を記載した部分もありました。
こうしたことが日常のようになりつつあることは、今後もこの地で生活しようとする人たちにとって大きな不安材料になることは否めません。
今年も春先からすでに多くの目撃情報が寄せられている今、命を脅かしかねない危険とどう向き合うべきか。
情報を手がかりに、私たち自身が考え続けていかなくてはならないと感じさせられます。
本書の最後も重く、強い印象を残します。
「秋田の地元新聞社として、今後も長くこの問題に向き合っていきます。この本は、その一里塚です。」
ぜひ手に取ってお読みいただきたいと思います。