【蔵書案内】いぬだらけ/原書で絵本

11月19日の朝、屋根や道路をまだらに覆った雪が、季節の移ろいをはっきりと告げていました。

「きっぱりと冬が来た」――たしか高村光太郎の詩にあった一節だったと記憶しています。

降りしきる雪、積もりゆく雪を前にして「きっぱりと」と感じてしまうのは、雪国に暮らす者ならではの感情なのかもしれません。

 

さて、寒さも一段と増す中、勤労感謝の日とその振替休日を含めた3連休がやってきます。

図書館では、県立図書館から借用したミニ企画展を実施中です。

 

その1「いぬだらけ」

タイトルどおり、犬に関する小説、エッセイ、ノンフィクション本などが集まりました。

世の中にはこれだけの犬好き文筆家がいるのだな、と改めて驚かされます。

吾輩は猫である…」はあまりに有名ですが、犬も決して負けてはいません。

著名な作家が犬をテーマに書いた小説などもあり、他の作品とのイメージの違いも楽しめます。

『君のいた時間~大人の流儀スペシャル~』(伊集院静著/講談社

著者が「たぶん完成しないだろうと確信し」つつ綴った愛犬との思い出話をまとめたエッセイ集。

このシリーズに、こういう本もあったのかと、「いぬだらけ」の中から手に取ってみました。

亡くなった愛犬の思い出と、大人の流儀がどうつながるのか。

これからページをめくってみたいと思います。

 

 

その2「英語と日本語 絵本読みくらべ」

「原書で読む」ということですね。

 

著名な絵本ばかりなので、英語でも物語の筋はおおよそ追うことができます。

しかし、英語の簡潔な表現と比べると、日本語訳の細やかさが一層際立ちます。

両者を比べて読むことで、訳者の丹念な工夫と苦心がしのばれるのです。

本そのものの違いも楽しんでいただくことができます。

 

「いぬだらけ」も「英語と日本語 絵本読みくらべ」も、館内に並べた本は全て貸出可能です。

どうぞご利用ください。

 

 

図書館内では、次の準備にもとりかかっています。

年末の慌ただしさと賑わいが近づいてきました。

当館の取組の変化も楽しみにおいでいただければ幸いです。