火曜日からの雨で厳しい暑さも一段落といったところ。
それでも全国的には最高気温更新のニュースが流れるなど、まだまだ暑い日が続いています。
その暑さを「熱い学び」に変えるべく?臨時休館明けから、子ども向け夏休みワークショップを実施しています。
第一弾が、8月1日。
「算数・数学博士からの挑戦状」と題した算数・数学ワークショップでした。
講師は、町内在住で小・中学校元教諭の倉田一広先生。
算数・数学のワークショップを全国各地で行っている実践家です。

昨年も大好評だったパターンブロック。
絵に合わせて6種類のブロックを敷きつめます。

解決の仕方が一つ分かると、次々と課題を求めに走る子どもたち。
見通しをもたせると意欲に火が付きます。
今回は小学校高学年・中学生向けにタングラムも準備。
図形に関する知恵を絞り出してもらいました。

こちらは自由に課題解決、とはいかず、ブロックの置き場所を一つ間違うとうまく敷きつめることができません。
ブロックの組み合わせを替えたり、ひっくり返してみたり…。
試行錯誤が続きます。
しかし、こうした操作が図形を見る力につながります。
解決の喜びも苦労した分、大きくなります。

予定の1時間を過ぎても、熱中し続けるのは去年と同じ。
終了時刻を30分延長しましたが、それでもまだ足りないといった表情で、名残惜しそうに帰路に就く子がたくさんいました。
算数・数学博士に図形学習の火を点けられた子どもたちが、夏休みの宿題もバリバリこなしてくれることを祈っています。
第二弾は8月6日、 「身近なもので作ってみよう」をテーマに図工ワークショップを実施しました。
28名の申込があり、会場はほぼ満杯状態。

講師はこの春まで町内の小学校長として勤務されていた三浦秀巳先生。
造形教育を専門として、図画工作の授業づくりに長く取り組んでこられた方です。
今回の工作は2種類。
最初は、傘袋を使ったロケットづくり。

傘袋に空気をパンパンに入れると、勢いよく飛ぶロケットになります。

完成した子から隣の盆踊り会館ホールで飛び具合を確かめます。
二つ目は、モビール。

竹ひごに糸を吊るし、その糸に装飾を施します(バランスも大切)。
三浦先生によると、「モビールとはフランス語で動く彫刻」の意味があるとのこと。
小学校中・高学年の子たちは、「これは夏休みの工作にばっちり」とばかり、念入りに装飾を施していました。
ただ、細かい作業が多いため、苦戦する様子もあちこちに。
最後は、お家の方やボランティア、図書館職員の手も入れて完成を目指しました。

涼しげな作品ができました。
窓辺でゆらゆら動く様子が目に浮かびます。
こちらも苦労した分、完成の喜びは大きかったようです。
残った材料は持ち帰り、自宅で延長戦に挑んでもらうことにしました。
気が付けば夏休みも後半に入ろうかという時期になりました。
図書館には、読書感想文用の本を探しに親子で訪れる方も目立ちます。
お盆を前に、工作、自由研究、感想文などにしっかり取り組んでおくことで、夏休みのゴールも余裕を持って迎えることができますね。
図書館には、そのためのヒントとなる本がたくさんありますので、ぜひご利用ください。
さて、この後、当館では次のような子ども向けワークショップを計画しています。
8月8日 アイスクリームを作ろう
8月10日 涼しい音色の風鈴を作ろう
以上の2つは定員がいっぱいとなってしまいました。
これから参加可能なイベントはこちら。

当町の地域おこし協力隊の方にクイズやゲームで子どもたちが挑むイベントです。
整理券は図書館カウンターで配布中。
多数のチャレンジャーを待っています!